ナチュラルプランニングモデル
「全面改訂版 はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」で紹介されている、ナチュラルプランニングモデルについてまとめました。
ナチュラルプランニングの5ステップ
-
目的と価値観を見極める
-
結果をイメージする
-
ブレインストーミングをする
-
思考を整理する
-
次にとるべき行動を判断する
各ステップで実施すること
① 目的と価値観を見極める
目的(「なぜそれをするのか?」)と価値観(「〜である限り、問題ない」の「〜」部分)を明らかにする。
<目的を明らかにするメリット>
-
成功の基準が定まる
-
意思決定の基準ができる
-
必要なリソースがわかる
-
モチベーションが上がる
-
焦点が明らかになる
-
選択肢の幅が広がる
<価値観を明らかにするメリット>
-
自分の価値観にそぐわない行動を取る人がいたり、それを許す人がいたりすると、大きなストレスの原因になるが、価値観を明らかにすることで、不要な対立を防ぐことができる。
② 結果をイメージする
具体的な成果物をイメージし、「どのような結果にしたいのか」を明らかにする。結果をイメージすることで具体的な最終成果物が見えてくる。
<結果を明らかにするメリット>
-
譲れない条件を明らかにすることで、行動の範囲が明確になり、優れた行動の基準が明確になる
③ ブレインストーミングをする
「どのようにすればいいのか」を、紙に書き留めるなどして頭の外に出すことで、思考が活性化され、生産的な結果が生まれる。ここでは「マインドマップ」等を使って、考えたことを自由に書き出していく。
<ブレインストーミングのメリット>
- アイディアを頭に残しておく必要がなくなるため、効率が良い
- 記録したアイディアを見直すことによって、新たなアイディアが浮かんできやすくなる
- 全体が見えない状況でも、集中して長時間考え続けることができる
<ブレインストーミングのコツ>
- 決めつけない、異議を唱えない、評価しない、批判しない
- 質より量
- 思考の分析や整理は最低限に
④ 思考を整理する
プロジェクトを構成する要素、物事が起こる順序、優先順位について整理していく。整理する中で、不足しているものが見つかれば、追加する。ここではプロジェクトの要素を階層的に表現できるツールや、何がどのような順番で起こるのかを把握できるガントチャートなどを使用する。
<整理すべきポイント>
-
最終的な結果を達成するには何が行われなくてはならないか(構成要素)
-
それらはどの順番で行われなければならないか(順序)
-
プロジェクトの成功に一番重要なことは何か(優先順位)
⑤ 次にとるべき行動を判断する
「次にとるべき行動は何か?」を判断する。プロジェクトを実際に進行させるために必要な、物理的なリソースを配分する。